肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey 20231123 横浜アリーナ その3

先日11月23日の横浜アリーナで行われた、ユーミンの「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を観に行きました。

今回はアンコールのもようをお伝えします。

 

pilgrim1969.hatenablog.jp

 

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ライブ本編が終わって、メンバーたちがステージを去った後、ユーミンは一人残り、四方八方に深々と頭を下げ、右手を上げながらスポットライトのもと、ステージを後にしました。

観客席からの激しいアンコールの拍手の渦が巻き起こり、ユーミンとメンバーたちはステージに戻ってきました。

 

そして、ユーミンがにこやかな笑顔で深くお辞儀をして、MCが始まりました。

「5月13日の横浜から始まった今回のツアーですが、全54公演で、ついに残すところ後8公演となりました!」

会場に大きな拍手が沸き起こります。

「横浜はとても思い出深い所で、横浜アリーナは私がこけら落としをやらせてもらったんです!」

「あれから、この場所で様々なライブをやってきて、いろいろな思い出を作ってきました。あの「シャングリラ」もここでやったんです!」

そして、ユーミンはすこしうつむいて、間を置き、こう言いました。

「・・・また、来れるかな?」

今までいつでも強気に突き進んできたユーミンとしては、珍しく弱気な発言でした。

そして、思い直したように、こう言いました。

「でも、また来れるよう、がんばっていきたいと思います。皆さんもこれからも応援よろしくお願いしますね!」

ユーミンにとってとても思い出深い、「こけら落とし公演」もやった
今回のライブ会場「横浜アリーナ

 

そして、ゆるやかなイントロと共に、1981年の大ヒット曲「守ってあげたい」の演奏が始まりました。

この曲のキーは、今のユーミンとしては結構声が出しずらい、キツいものだと思いますが、ここ最近のライブの中では、きちんと歌えている方でした。

 

続いて、始まったのは、荒井由実時代の永遠の名曲「やさしさに包まれたなら」。

こちらも何回も聴いてきた曲ですが、本当に清々しく、心の奥底から気持ちを盛り上げてくれる曲です。

会場はほぼ総立ちとなり、周りは同年代の50代以上と思われる方が大半でしたが、皆思い思いの楽しく激しい踊りと振付で、それぞれに楽しんでいるようでした。

僕は終始、ドリフの「早口言葉」の踊りとなってしまいました。

 

50周年を記念して、小瓶の中に50種類のポジフィルムがランダムに入っていました。「小瓶キーホルダー」1,500円(税込)

 

その後、前回同様、先ほども現れた、ステージ上方の、大きな半透明の円柱状のカーテンの部分に、桜の花びらが無数に映し出され、春爛漫の雰囲気のもと、ピアノの武部聡志氏が「心のまま」の伴奏をワンフレーズ弾いたかと思うと、1994年のおなじみの大ヒット曲「春よ来い」が演奏されました。

観客の右手に付けられたライトが一斉に桜色に光り出し、会場の雰囲気が一体となった感じがしました。

 

その後、ドラムの小田原豊氏、ピアノの武部聡志氏から順番に、ユーミンによるメンバー紹介が始まりました。

毎回ユーミンは、メンバーのフルネームと担当楽器を言うのですが、よくもまあ間違えずに全員の名前を覚えられるものです。

今回も一人も間違えずに、きちんと言えました。

そして、メンバー全員とステージの前方に出てきて、肩を組み、みんなで深々とお辞儀をして、大きく手を振り、ステージを後にしました。

 

ユーミンANNA SUIとも仲が良いらしく、今回Tシャツやパーカー・バッグやアクセサリー・スカジャン(数量限定)まで、いろいろなものをタイアップして販売していました。
写真は、ピンクの「タイダイTシャツ」5,800円(税込)

 

ステージが明るくなり、ライブ終了のアナウンスが流れましたが、ユーミンのライブの場合は、これで帰ってはいけません。

しばらく待っていると、いつもと同じく、アリーナ客席の入口から、またユーミン武部聡志氏が登場しました。

この時点で、ユーミンが再登場したとは知らずに帰ってしまった観客が結構いました。(いつも思いますが、もったいない・・・そんなに焦って帰らないで、少しはゆっくりすればいいのに・・・)

 

とてもセンスの良い「羅針盤キーホルダー」1,300円(税込)

 

再びステージに上がり、深々とお辞儀をして、荒井由実時代の名曲「瞳を閉じて」を、武部聡志氏のピアノの伴奏で歌い上げました。

そして、思い入れのある横浜にちなんで、「海を見ていた午後」を感情をこめて、しっかり歌ってくれました。

(途中から、涙があふれて、泣きながら歌っていましたが・・・)

そして、最後のMCとなりました。

「50年間やってきましたが、本当にあっという間でした!」

「そして、二度と会えなくなってしまった人たちができてしまいました。皆さんも同じなんじゃないかと思います」

ユーミンも50年以上やってきて、それなりの年齢となり、周りの様々な知り合いや友人たちが亡くなったそうです。

ラジオでも言っていましたが、ここ数年の間に親友が亡くなったそうで、また仕事でも関わりのあった高橋幸宏氏や坂本龍一氏も2023年に亡くなりました。

(2023年は様々な音楽関係のベテラン・アーティストが続々と亡くなり、僕自身も非常に寂しい思いをした年でした・・・)

「どうか、皆さんも周りの大切な人たちを大切に!そして、自分を大切にしてください!」

「今日は本当にありがとうございました!」

 

そして、武部聡志氏と共に深々とお辞儀をして、大きく手を振り、またアリーナ客席の出入口から退場して行きました。

 

結構モノがいっぱい入って、使いやすい「ヒッピーポーチ」2,000円(税込)

 

「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」の初日5月13日のライブに続いて、今回は2回目の参加となりましたが、今回もとても素晴らしいライブだったと思います。

初日の時のベースは同じですが、より細かいところが改善されて、進化してきたような感じがしました。

 

そして、何よりも、今回のツアーの演出は、ユーミンなりの現代の不安定な世界情勢に対する懸念を表明したメッセージのようなものを感じました。

ライブ本編の最後のユーミンのMCを最後にお送りします。

「集団心理は海のようです。コントロール不能だと感じます。それでも未来は良くなると願っています。人間の知性を信じています。」

 

会場で、12月20日発売の「ユーミン乾杯!!」のCD+Blu-rayを予約し、その場でデータブックをもらいました。クリアファイルもいいのですが、ユーミンの50年の軌跡が事細かに記載されているデータブックはとても興味深かったです。
ユーミン乾杯!!」は、発売日の12月20日に渋谷のHMVまで行って引き取ってきました。とても斬新なこれまでにないトリビュートアルバムで、なかなか良かったです。オススメは1曲目「影になって」岡村靖幸、7曲目「真珠のピアス」YONCE、シークレットトラックの「今だから(ANOTER VERSION)」松任谷由実小田和正財津和夫 +坂本龍一