とうとう1年が経ってしまった・・・
敬愛する音楽家で社会活動家でもあった坂本龍一氏が闘病の末亡くなってから、早くも1年が経ってしまいました。
この1年間、僕なりに様々な思いを巡らせてきました。
数多くの追悼番組やイベント、坂本龍一氏を忍んで発売されたCDや映像ソフトなど数多くのメディアがリリースされました。
まるで、まだ坂本龍一氏は生きているのではないかと思わせるほどの、氏に関する大量の情報が毎日のように流れていました。
しかし、どのメディアも情報も「2023年3月28日死去」という文字が目に入り、その度に言い知れぬ寂しさを覚えました。
そして、もし坂本龍一氏が生きていたら、これまでの1年間の世の中をどのように思い、感じるだろうとも空想しました。
未だ終わらないロシアとウクライナの戦争、その他勃発する紛争、腐った日本の政治家たちの裏金汚職問題、能登半島地震に対する政府の無策、大増税とインボイス問題・・・・・
きっと激しくお怒りになり、坂本龍一氏なりの独自の運動を展開していたに違いありません。
坂本龍一氏の一ファンとして、氏の考え・思いを少しでも継承したい気持ちはありますが、僕はただのちっぽけなしがない一般のサラリーマンでしかなく、出来ることはとても限られています。
しかも、メンタル疾患を患い、休職中の身です。
しかし、僕なりに出来ることを出来る範囲でやっていくしかないと思っています。
今日は坂本龍一氏への追悼の意味も込めて、氏の「遺言」とも言える「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」(2023年6月発売・新潮社)の著書を静かに読んで過ごしたいと思います。
そして、坂本龍一氏が最も心血を注ぎ、「好き過ぎて他の人に聴かせたくない」と言わしめた「async」(2017年リリース・commmons」を聴きたいと思います。
坂本龍一氏のご冥福を改めてお祈りいたします。