肥満と薄毛からの脱出!「背水の陣」に直面した中年男の日記

肥満と薄毛の話題だけではなく、趣味の読書・音楽・映画などのご紹介もしますよ。

休職決定後の仕事始めと引継ぎ

昨年末の人事部長と直属上司との面談で休職が決定してからの状況をお話したいと思います。

前回は年が明けての状況をお話しました。

 

pilgrim1969.hatenablog.jp

前回からの続きです。

 

今年の仕事始めは1月5日(金)でした。

あっという間に年末年始休暇が終わり、僕は自宅でリモートワークで仕事をしました。

とりあえず部内の共有チャットに、年始の挨拶をしましたが、特に反応はありませんでした。

まあ、直属上司のA部長とI課長はまだ年末年始休暇中でしたが。

休職するので、主な仕事は引継ぎに関することで、とりあえず会社のウェブ上のプラットフォームの業務報告のフォーマットに引継ぎ事項をまとめました。

全店舗の契約事項など重要事項をまとめてある共有リストは、最新の情報に更新しました。

まだ1月5日なので休暇中の取引先も多いのですが、主な取引先にはメールで年始の挨拶と共に僕の休職の件を伝えました。

この年末年始とこの日1月5日は、幸い特にトラブルは起こらず、静かな一日となりました。

O主任はリモートで出勤していたので、何度かやり取りをするくらいで、その日の業務は終了しました。

 

その後3連休となり、明けて1月9日(火)に初出勤しました。

この日が休職前の最後の出勤日となります。

ちょうど月一の全社朝礼があり、僕はいつもリモートで参加していたので、リアルで朝礼に参加するのは奇しくもコロナ明け後初めてとなりました。

社長の朝礼の訓示を聞きながら、「今年最初の社長の年始の訓示を聞いて、すぐに休職するなんて因果なもんだな」と考えていました。

適応障害で休職する」ということが決定して、初めての出勤であり、顔合わせだったので、僕は結構緊張しましたが、出勤してみると案外普段と変わらない感じでした。

 

週一恒例の今年初めての部内会議に参加し、A部長の方から僕がしばらく休職することを発表しました。

でもI課長もO主任も特に動揺することは無く、焦点は僕の業務の引継ぎに関する事でした。

部内会議が終わり、別の場所で引継ぎに関するミーティングを行いました。

あらかじめ業務報告に引継ぎ事項をまとめていましたので、これを元に誰が何を引き継ぐかを話し合って決定し、それほど面倒なことは無く、1時間半程度で終了しました。

しかし、実際の業務の内容や注意点など細かいことをI課長とO主任に引き継いで教えなければならないので、これについては結構時間がかかり、本当は1月9日中に終わらせて、翌日10日から休職する予定だったのですが、10日も出勤する羽目になりました。

 

10日は午後半休にして午後2時までの出勤としたのですが、結局時間内には終わらず、午後4時までかかってしまい、僕は午後4時過ぎに退勤しました。

引継ぎを二日間行いましたが、特に何か気負ったり特別なコミュニケーションなどをすることはなく、淡々と事務的に行いました。

I課長もO主任も特に「R課長(僕)、大変ですね」「元気になって帰ってきてくださいね」など情感のこもった言葉を投げかけてくることは無く、実に淡々としていたのが印象的でした。

ただ、I課長は外出時に、「それじゃあ、Rさん(僕)、お大事に」とひとこと言って会社を出ていきました。

僕が退勤する時、O主任は「ゆっくり休んでください」とひとこと言うのみでした。

退勤時に、役員や部長クラスのデスクが集うスペースまで行って、翌日から休職することについての挨拶を軽くしましたが、軽く会釈されるのみでした。

でも、こんな感じで良かったと思います。

あまり情感のこもった大げさなコミュニケーションは僕にとっても何となく気恥ずかしい感じで負担に感じる部分もあるし、彼らもメンタルに問題を抱えた社員に何と言っていいのか難しいと思います。

ただ、A部長が外出時に、「ありがとうございました!」と僕の顔を見ながら言って、去って行ったのは正直嬉しかったです。

A部長は結構クールというか、淡々としていて、今まで数多くの部署内の社員が辞めて行っても、何も声をかけることもなく、コミュニケーションも取ることはありませんでした。相手が辞めるとわかると全く興味を示さなくなるタイプのようでした。

僕は会社を辞めるわけではありませんが、しばらく会社からいなくなる人間なのに、僕の顔を見ながら挨拶してくれたのは、正直救われた気がしました。

 

会社を出て、僕はなんとなく解放感を覚えました。

駅前のタワーレコードに行って、好きなアーティストのCDやレコードなどを見て回り、自分へのこれまで頑張ってきたご褒美として、発売したばかりのビリー・ジョエルのライブ盤のCDとビル・エヴァンスのライブ盤のCDを購入しました。

そして、駅の改札口近くの成城石井で普段は発泡酒なのに、アサヒスーパードライを買って、店の前で一人祝杯?を上げ、想いに耽りました。

 

そして、帰宅するために電車に乗り、僕の休職生活は幕を開けたのでした。